意外と知らない不動産用語(1)REINS(レインズ)について
意外と知られていない不動産用語
皆さんが、住まいを借りる、買うを見据えて情報収集を始めると、不動産ならではの用語が飛び交い、頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか?
世間では、実は理解されないままに、良くわからない不動産用語が当たり前のように使われていることが良くあります。
このコラムでは、そんな意外と知られていない不動産用語を数回に分けて、少しずつご紹介していこうと思います。
REINS(レインズ)って何?
大手不動産掲載サイトを運営するLIFULL HOME’Sの2014年に実施した「意外と知られていない不動産トレンド用語ランキング」のアンケート調査によると、
1位 「レインズ」76.3%
2位 「ホームインスペクション」73.9%
3位 「スケルトン・インフィル」73.2%
という結果が出ました。
そこで、今回は、REINS(レインズ)について、ちょっとだけご紹介してみたいと思います。
レインズとは、REAL ESTATE INFORMATION NETWORK SYSTEM(不動産流通標準情報システム)の略称で、その頭文字をとってREINSと標記されています。
建設省及び公益社団法人不動産流通センターが共同で開発し、建設大臣から指定を受けた全国4個所の不動産流通機構が運営している不動産情報交換のためのコンピュータ・ネットワーク・オンラインシステムなんです。
土地や中古の住宅を売りたい方や、逆に買いたい方は、通常、不動産業者(宅地建物取引業者)に相手方や物件の検索を依頼します。
これを「媒介」と呼びますが、この検索は従来は、店頭への貼紙、新聞広告、知り合いの業者での情報交換などに頼っていましたが、これでは迅速性に欠け、また一部の人にしか紹介できませんでした。
この欠点を改め、広く迅速に相手方や物件の検索を行うために、平成2年5月からレインズが導入されました。
このネットワークシステムにより、指定流通機構の会員である不動産会社間では、パソコンまたはFAXを用いて、リアルタイムでの不動産情報の交換が行なわれています。